これではいけないと焦り始めたのは数ヶ月経ってからです。
もっと専門的にしっかりと勉強していかないと、私の成績ではとても合格などできません。
希望の大学に合格できなければ夢への道を閉ざされてしまいます。
やっと焦り始めた私は医学部の受験を専門的に扱っている予備校を探し、大手は辞めてそこに通うことを決めました。
楽しく遊んでいた友達からは残念がられましたか、大学に落ちてしまえば遊ぶどころではないでしょう。
それに、友達はいつまでたっても友達です。
遊ぶのはお互いが大学に合格してからと説得すると、気持ちを判ってもらえたようでした。
自宅から遠いから、厳しそうだからと尻込みしていた医学部予備校は、親切でありながら厳しい指導をしてくれるのが特徴です。
実績のある講師陣もズラリと揃っており、授業はきびきびと進んでいきます。
一緒に勉強していいのは皆同じ夢を持っている人達で、仲間でありながらライバルという関係です。